メンタリング・メディスン・アソシエ-ションとは?

・メディスンは、医療
・アソシエーションは、団体
では、
・メンタリングとは?

「メンタリング」を英語にすると、Mentoring。メンター(Mentor)と呼ばれる指導者が、指示や命令によらず、対話と助言による気づきをもって、被育成者たるメンティー(Mentee)と関係をむすび、自発的な成長を促す方法です。
もともとメンターとは、ギリシャ神話に登場するオデュッセウスがトロイア戦争に出征するとき、自分の子供であるテレマコスを託したすぐれた指導者の名前、メントール(Mentōr)に由来しています。「良き指導者」「優れた助言者」「恩師」の意で、自分自身の仕事やキャリアの手本となり、助言・指導をしてくれる人のことを指します。

MMAでは、このメンタリング精神を、医療現場に実現させることを目標にしています。
具体的には、医師や医療従事者がメンタリング精神をもって、患者と患者家族に接するような社会をつくろう、ということ。

では、医療者が患者に対して、メンターとなるにはどういう条件が必要でしょうか?

師は、弟子にその準備が整った時にあらわれる
―――チベットの格言

準備が整うというのは、今の自分の課題や解決したい問題や置かれている状況をはっきり認識していること。つまり、自分の進みたい方向やこうなりたいと目標を持ったときに、その答えやヒントを持っている人がそこにいるという価値が見いだせるということです。
実は、師はすでに自分の周りにたくさんいる。しかし、当の自分に、自分の問題・課題をはっきりさせる力がないので、その教えが届かない。「師」に会えるかどうかは、それを見いだせる自分にかかっているということです。

医療において、メンタリング精神を実現していくには、医療消費者たる患者側の努力も必要になります。「患者学」とは、患者が、医療者をメンターに変えていくこと、医者をその気にさせ、医師本来の力を引き出していくということ。

未来患者学とは?

これから先の未来、過去に日本人が経験したことのないほどの数の患者が増えていきます。
圧倒的に多くなるのです。

団塊(だんかい)世代と呼ばれるのは、1947年~1949年に生まれの方々ですが、この3年間の合計出生数は、約806万人にのぼります。
この世代が2022年以降、あと3~4年の間に後期高齢者(75歳以上)となります。75歳以上の病気発症率は、ぐんと高くなってしまうのです。

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんがその世代、という方もいるでしょう。
家族の付き添いで、病院にかかることも多くなります。
でも、現在の医療機関、医療に携わる人たちの数や器では、まったくもってキャパオーバーになるという現実が待っています。医療現場は多忙を極め、一人ひとりに丁寧に向き合う時間は、もっとなくなっていきます。

それでなくとも、お医者さんや看護師さんって、過酷な仕事です。患者にとっては、病院に行くというのは「非日常」的な出来事ですけど、医療関係者にとっては、「日常」です。
人のケアって、通常の感情状態のままでは、続かないのではないかと思います。医療者がとても心のこもった人で思いやり力の豊かな人であることは、患者にとってはもちろん望ましいことですが、一人ひとりの事情に立ち入り、一人ひとりの感情に、感情移入していては、身は持たないでしょう。ある意味で、感情を麻痺させて業務に滞りが起こらないようしなくてはならないのが医療者の仕事。

お医者さんや看護師さんがどんどん倒れてしまっては元も子もありません。医者が冷たく感じ、看護師さんが機械的な態度をとるのも、それはそうならざるを得ない状況があるのです。最初は、理想に燃えて医療の道を目指した人も、日々の疲れでその精神も萎えてくる…。これは現実です。

超医療社会を目前に、ここは、患者も考えて行動していかなければいけない時代に来たのではないか?

医療者は、必要以上に偉ぶらず、逆に患者もモンスターペイシェントにならず、患者は適切な患者の権利の中で、セカンドオピニオンや、診断画像などを遠慮せずに求め、それを上手に伝える技術を磨く。医師も専門家としての尊敬を得られるようなコミュニケーション能力を向上させる。

「患者の力」で、どこまで、医療現場をやさしくできるか―――?

それが、「患者学」推進の理由。
そして、この「患者学外来」イベントを開催する意味です。

こうした地道な積み重ねを広げていき、やがて、患者学ガイドラインを策定し、多くの医療学会で、患者学ガイドラインに基づくシンポジウムを導入して頂き、各診療科別のガイドライン監修を頂き、やがて、厚労省での認可をとっていきたい。

それをもとに医療現場コミュニケーションがスムーズになり、明るくなり、信頼関係が増し、患者自身の持つ治る力も向上する。
そんな医療文化をつくって行きたいというのが、MMAを推進する理由です。

2018年のMMA未来患者学、20のプログラム。
このチャンスを活かし、強い患者学を学びましょう。

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