川嶋朗先生からのメッセージ

20160801

 

ルーム4:本気の外来ルーム
コラム担当森下です。

 

8/11のイベントまで
残すところあと10日となりました。

 

「本気の外来」ではご来場者の方にも、
先生方の外来を公開カウンセリングと言う形で受診していただきますが、
その当日受診していただける方の募集をまもなく行います。

 

すでに「未来患者学」のチケットを
お申込いただいている方々へ
事務局より別途メールを
お送りさせていただきますので、
応募要項など詳しいことは
そちらをご参照ください。

 

みなさまのご応募をお待ちしています。

 

さて、本日は川嶋先生より
コラムをいただいていますのでご紹介します。

 

******

 

みなさん、こんにちは。
川嶋朗です。

 

少子高齢化による医療費高騰は深刻な問題です。
2011年の国民医療費は、
38.5兆円(2013年は40.2兆円)で、
同年の税収は42兆円でした。
これに介護費と生活保護費を加えると
51兆円になるのです。

 

一般家庭に置き換えて考えると、
世帯収入のすべてを
医療費や介護費で使い切り、
食費や光熱費などの生活費は
子ども名義のクレジットカードで
賄っているようなものです。

 

医療費の削減は急務の課題ですが、
需要が増すのに医療費をやみくもに削減すれば、
医療の質が低下し、
医療事故やミスも
必然的に増えてしまいます。

 

医療の質を低下させず医療費を縮小するには、
必要以上に医療費が使われないようにしなければなりません。
つまり病気にならないこと、予防です。
予防というと、
感染症ならば衛生管理や予防接種など
社会的な予防も大切ですが、
他人任せでできる予防には
限界があります。

 

メタボリック症候群に着目して
生活習慣病や関連疾患を予防、減らすことで
国の健康保険制度の医療費負担を大幅に抑えて、
本当に必要で予防できない病気に医療費を回し、
高齢者医療の確保を目的として、
2008年4月から特定健診、特定保健指導が
実施されています。

 

しかしこの制度を導入したにもかかわらず、
かえって医療費は増大しています。
メタボリック症候群を見つけ、
その人に実施される行為は、
動脈硬化性の疾患の
予防のための薬物投与、
もはや予防というより
治療の部類に入ってしまうからです。

 

世界保健統計2014では
日本人の平均寿命は84歳で、
194カ国中、第1位です。
2004年のWHOの健康レポートでは、
日本人の健康寿命は、
75歳で、第2位なのですが、
平均寿命と比較すると
9年の開きがあります。
自立できないで生きる期間が
9年にも及ぶのです。

 

寿命は延びましたが、
決して健康に延びたとは言えません。
寿命を延ばすために医療費が膨れ上がり、
財政を圧迫し
我々の生活を脅かしかねないものに
なりつつある事実は大きな問題です。

 

医療の質を落とさずに医療費を縮小するには、
疾病の発生そのものを予防すること。
つまり二次予防ではなく
一次予防が重要ということになるのです。

 

当たり前のようですが、
これができないのが現代の日本人なのです。
日本人は健康なときには何もせず、
病気になったら医者がなんとかしてくれる
という甘い考えを持っています。
これが今日の医療費の増大の一因です。

 

川嶋 朗

 

エントリー04

 

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