山本 竜隆

【登壇予定】
会議室1 16:50~17:50
自然療法外来


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山本 竜隆 -Tatsutaka Yamamoto-

1966年神奈川県生まれ
聖マリアンナ医科大学、昭和大学医学部大学院卒業。
内科研修や医学研究の後、米国アリゾナ大学医学部統合医療プログラムAssociate Fellow(2000年~2002年)をアジアで初めて修了。その後、統合医療ビレッジグループ総院長、JA中伊豆温泉病院内科医長、(株)小糸製作所静岡工場診療所所長・産業医などを経て現職。自ら湧き水や薪での生活をしつつ、地域医療とヘルスツーリズムの両輪で活動している。特に地域創生活動を実践し、“自然欠乏症候群”を提唱している。
富士山麓の20000坪を有する滞在施設「日月倶楽部」や「富士山靜養園」では、ヨガや瞑想などのマインドフルネスをはじめ、企業の健康管理者への指導など、雄大な自然環境に身を置いて行う各種滞在プログラムを提供している。
昭和大学医学部非常勤講師・聖マリアンナ医科大学非常勤講師
日本人間ドック学会 認定専門医、日本医師会 認定産業医
日本統合医療学会 指導医・評議員 日本ホリスティック医学協会 理事
日本メディカルハーブ協会 理事
日本東洋医学会 認定専門医 日本ホメオパシー医学会 認定医
日本リラクゼーション業協会 顧問医師

【主な一般著書(共著含む)】
統合医療運営マニュアル/現代企画
治る力を呼びさます・統合医療のすすめ/東京堂出版
イタリアン・テルメ/エルゼビアジャパン
統合医療とは何か?が、わかる本/ほんの木
食べもので「体の不調」を治す本/アスコム 
自然欠乏症候群/ワニ・プラスなど。

講座概要

会議室1 16:50~17:50 女性のカラダと環境、自然のリズム WELLNESS UNION
養生とは一般的に「健康をまもり維持するための生活方法を指す概念」とされ、時代や地域、社会情勢により、その養生方法も変わり、医療現場や教育機関など限られた時間や空間のみで行うものではなく、各自の意識や生活そのものであり“実際の行動”であると言われています。
統合医療を提唱するアンドルー・ワイル博士が述べている「統合医療の定義」の一つには次のようなものがあります。“「病気」と「治療」ではなく、「健康」と「治癒・養生」に医療の力点を置く。患者を「故障した機械」としてではなく、「精神的・感情的・霊的な実在」として、また「コミュニティーの一員」として、全人的に診る。検査結果の数値だけではなく、患者の「ライフスタイル」を診る。患者の他者との「人間関係」のありかたをはじめ、自然・社会・世界・神などの超越的存在・担当医との関係など、あらゆる「関係性」を重視する。”
さらに世界保健機関(WHO)は健康支援環境(Supportive environment for health)を提唱しています。健康は個人の努力だけで実現できるものでなく、安心して生活できる環境、頼りになる地域グループが身近に存在する環境、健康づくりのための条件が整備されている環境など、健康を“支える”生活環境が必要であり、そのような環境を「健康支援環境」としています。
本邦における地域医療の先駆者、故若月俊一氏は「村で病気とたたかう」(岩波新書:1971年)で、“医者は、単なる技術者であってはならない、従来の医者はあまりにも『生物学的』にすぎた。もっと『人間的』『社会的』医者であってほしいと、国民は願っているのである”という一文があります。予防医学をリードするキューバのプレソノ博士も「生物学は、人の健康状態の8%しか決定していない、残りを決めるのは、家族、コミュニティ―、環境といったそれ以外の要素である」としています。
そして厚生労働省は、2025年(平成37年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制:
「地域包括ケアシステム」の構築を推進し、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくべきとしています。
これらに共通するキーワードは「環境」「関係性」「コミュニティ―」です。医学には「医療モデル」と「社会モデル」がありますが、これまでは前者が重視されてきました。女性のカラダを考えるときには、より後者にも注目する必要があるのではないでしょうか。今回、この「社会モデル」の側面から、健康や病気を考えてみたいと思います。そして、実はとても重要な健康と自然、特に“自然のリズム”との関係性についても言及したいと思います。

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